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Cloudflare社内業務SaaSAI業務改善
Cloudflare OS / BUSINESS GUIDE

社内の仕事に、ちょうどいい道具をつくる。

SaaSに業務を合わせる。
その当たり前を、少し変えてみる。

Cloudflare OSは、AIに自社の仕事を説明すると、必要な画面や業務アプリをつくってくれる環境です。まず小さく試し、使いながら直し、チームで共有できます。

社内業務アプリ 自社向けSaaS AIで改善 小さく始める
ばらばらの社内業務が一つの自社向け業務アプリにまとまっていくイメージ
FROM WORK TO TOOL 仕事の流れを、そのまま道具にする。
THE BIG IDEA 「SaaSを探す」から、
「仕事を説明して、道具をつくる」へ。
Cloudflare OSが目指すのは、会社ごとに使いやすい「Your Company OS」です。
こんな経験はありませんか? 「この業務だけ、今使っているSaaSに合わない」

項目を一つ増やしたい。承認の順番を変えたい。部署ごとに見せ方を変えたい。けれど、そのたびに製品を探し直したり、大きな開発を頼んだりするのは大げさです。

01 / WHAT IT DOES

Cloudflare OSは、会社専用の業務アプリ工房

チャットで回答をもらう。
その先で、仕事の道具をつくる。

一般的なAIチャットは、質問に答えたり、文章をまとめたりするものです。Cloudflare OSでは、そこから一歩進んで、AIに「この仕事をこうしたい」と伝え、実際に使える小さなアプリをつくらせます。

大事なのは、最初から完璧なシステムを発注することではありません。まず試作品を使い、現場から「ここに項目を追加して」「この順番で見せて」と伝えながら、仕事に合う形へ近づけていくことです。

これまで

業務をSaaSに合わせる

似た製品を探し、契約し、設定する。それでも足りない部分は、表計算や個人メモで補う。

探す→合わせる→補う
Cloudflare OS

道具を業務に合わせる

現場の仕事を説明し、AIに画面と流れをつくらせる。使いながら直し、必要な人に共有する。

説明する→試す→育てる

Cloudflare OSは、特定の会社がそのまま使う完成済みSaaSではありません。オープンソースとして公開されていて、自社のルールや業務に合わせて「自分たちの会社向け」に育てることを想定しています。

そのため、導入の価値は「Cloudflare OSという製品を買う」ことより、社内の小さな困りごとを、すぐに自分たちの道具へ変えられることにあります。

出典: Cloudflare OS 公式GitHub

02 / EXAMPLES

どんな社内業務を、自作できるのか

大きな基幹システムではなく、
毎日の「ちょっと面倒」から。

Cloudflare OSでつくる小さな業務アプリは、公式の説明では「Gadget(ガジェット)」と呼ばれます。難しく考えず、会社やチームのためのミニアプリだと思えば十分です。

たとえば、こんな依頼
現場の依頼「営業会議の前に、案件の状況・前回のメモ・次にやることを一画面で見たい」
AIが業務に合わせた小さなアプリをつくる ↓
▦GADGET / 001

案件ボード

案件、進み具合、次の担当を一画面に

✓GADGET / 002

日報・週報

入力をまとめ、チームの変化を見つける

◌GADGET / 003

会議準備

必要な資料と確認事項を自動で整理する

既存のSaaSと違うところ

01自社の言葉で頼める

「この部署ではこの順番」「この項目は必須」と、現場の言い方で要望を伝えられる。

02使ってから直せる

実際に触ってみて違和感があれば、画面・入力項目・集計のルールを変えられる。

03小さく始められる

会社全体の大規模導入ではなく、まず一つのチーム、一つの業務から試せる。

業務アプリの育て方一度つくって終わりではなく、仕事のそばで育てる
  1. 話す困っている仕事を説明する
  2. つくるAIが画面と流れを用意する
  3. 使う現場で実際に試す
  4. 直す気づいた点をまた伝える
  5. 共有するチームの標準へ育てる
03 / UNDER THE HOOD

つくられた業務アプリは、どう動くのか

技術の役割は、
「つくる・覚える・つなぐ・分ける」。

ここからは少し技術の話です。ただ、コードを書くためではなく、「なぜCloudflare OSが普通のAIチャットやSaaSと違うのか」を知るための説明です。

Cloudflare OSでは、AIがつくったアプリを一つの大きな場所に押し込めません。仕事場、アプリ、データ、外部サービスへの接続を分けて持たせます。これが、業務に合わせて小さなアプリを増やしながら管理できる理由です。

01 / WORKERS

アプリを動かす場所

Cloudflare Workersは、サーバーを一台ずつ用意して管理しなくても、Webアプリの処理を動かせる基盤です。

Cloudflare OSでは、AIがつくった業務アプリを実際に動かす土台になります。

Workers = 業務アプリを動かす実行場所
02 / DURABLE OBJECTS

仕事の状態を覚える場所

Durable Objectsは、アプリが持つ状態やデータを、同じ仕事場にひもづけて覚えておく仕組みです。

「誰が入力したか」「案件が今どの状態か」といった情報を、リクエストごとに消さずに保てます。

Durable Object = 状態を持つ仕事場
03 / DYNAMIC WORKERS + FACETS

アプリごとの個室

Dynamic Workersは、必要なときにコードを読み込んで動かす仕組みです。AIがつくったGadgetを、ほかのアプリと分けて実行できます。

Facetは、そのGadget専用の個室です。専用のSQLite(小さなデータベース)を持ち、ほかの場所のデータを直接読めないようにします。

Facet = Gadgetごとの隔離された部屋
MENTAL MODEL Cloudflare OSの中を、会社の仕事場として見る
Workspace / 会社の仕事場
├── Agent          AIとの相談役
├── Gadget         AIがつくった業務アプリ
│   ├── 画面       社員が操作する場所
│   ├── 状態       仕事の進み具合
│   └── 個室DB     そのアプリ専用のデータ
└── Gatekeeper     外部サービスへの門番
    ├── 使える情報の範囲
    ├── 実行できる操作
    └── 操作の記録と人の確認

つまり、Cloudflare OSの技術は、単にAIにコードを書かせるためだけのものではありません。つくったアプリに、データを覚えさせ、必要なサービスだけを使わせ、アプリ同士を分けておくための組み合わせです。

出典: Dynamic Workers / Durable Object Facets / Cloudflare OS 公式GitHub

04 / SAAS OR CUSTOM?

SaaSがなくなる?
正しくは、選び方が増える

Cloudflare OSは、すべてのSaaSを一気に置き換える魔法ではありません。強いのは、会社ごとのやり方が大切なのに、既製品では少し合わない領域です。

これまで完成した製品を選ぶ

要件を整理 → 製品を探す → 契約する → 仕様に合わせて運用する

→
新しい選択肢必要な仕事だけつくる

業務を説明 → まず試す → 現場で直す → 使える形だけ残す

相性がいい業務、慎重にしたい業務

業務相性理由始め方
日報・週報・会議準備◎会社やチームごとの型が大きく違う個人・チーム用から
表計算で続いている管理◎項目と流れを自社向けに整えやすい共有アプリへ
案件・顧客情報の整理○独自の見せ方や次の行動に価値がある既存データを残して画面を追加
勤怠・給与・会計△制度や法令への対応が必要まずは補助画面に限定
決済・電子契約×寄り失敗したときの影響と証跡の重さが大きい連携・確認画面に限定
判断の軸「つくれるか」ではなく、「その業務の責任を自社で持てるか」で決める。

現実的には、既存SaaSをすぐに解約する必要はありません。データを持つ場所や法令対応が必要なサービスは残し、その周りにCloudflare OSで作った入力画面・確認画面・集計画面を足す方法もあります。

自社固有の仕事だけを少しずつ自作できる。そこに、Cloudflare OSの一番わかりやすい価値があります。

05 / PLAIN LANGUAGE

技術用語は、仕事の言葉に置き換える

ここまでの仕組みを、さらに短い言葉で整理します。技術者と話すときの共通語として、次の5つだけ覚えておけば十分です。

01

Workspace

会社やチームの仕事場

AIと相談し、つくった業務アプリを置いておく場所。部署やプロジェクトごとの作業スペースだと思えばよい。

02

Gadget

小さな業務アプリ

日報、案件ボード、会議準備など、AIにつくらせた一つひとつの道具。Cloudflare OSの主役。

03

Blueprint

アプリのひな型

つくった業務アプリの設計を、別の人や部署が使えるように配るもの。データではなく、道具の型を共有する。

04

Gatekeeper

外部サービスの門番

Google、GitHub、Slackなどとつなぐときに、どの情報を使うか、何をしてよいかを管理する仕組み。その専用の接続口をBindingと呼びます。

たとえるならCloudflare OSは「会社の仕事場」に近い
仕事場Cloudflare OS
デスクWorkspace
仕事道具Gadget
道具の型紙Blueprint
出入り口の管理人Gatekeeper
06 / WHY IT CAN BE USED IN A COMPANY

便利さだけでなく、会社で使うための境界がある

ここは技術者向けの細かな話ではなく、利用者にとっての安心材料だけ押さえます。Cloudflare OSでは、AIや業務アプリに最初から会社中の情報を渡す設計にはしません。

基本の考え方必要なものだけ

使う業務アプリには、必要な情報と操作だけを渡す。

01選ぶ

このアプリに必要な資料やサービスを決める

→
02つなぐ

決めた範囲だけをアプリに紹介する

→
03見る

AIやアプリが何をしたか確認できる

→
04判断する

外部へ変更を加える操作は人が確認する

必要な範囲だけ

「会社の全部」を渡さない

案件アプリに必要なのが特定の案件情報だけなら、その範囲だけを使わせる。便利だからといって、最初からすべてのサービスへ自由に触れさせない考え方です。

見せる情報を、業務ごとに決められる。

人が最後に確認

AIに任せる場所と、人が決める場所を分ける

整理や下書きはAIに任せ、メール送信やデータ変更など、影響のある操作は人が確認する。便利さを止めずに、判断だけ人へ戻す考え方です。

安全性は、AIを信じることではなく、任せる範囲を決めること。

参考: Cloudflare Dynamic Workers Bindings

07 / START SMALL

最初は、一つの仕事だけでいい

最初から会社の基幹システムを作り直す必要はありません。「毎週時間を使っている」「表計算やチャットに分散している」「失敗しても元に戻せる」仕事を選びます。

  1. 01
    業務を一つ選ぶ

    まず、困りごとを言葉にする

    例は「営業会議の準備に毎週1時間かかる」「日報が人によってばらばら」など。ツール名ではなく、仕事の流れから始める。

    半日
  2. 02
    小さくつくる

    必要な画面だけ用意する

    入力、一覧、確認など、最初に必要な部分だけをAIにつくらせる。完璧な機能一覧を作らない。

    数日
  3. 03
    現場で試す

    実際の仕事で使ってみる

    使う人に触ってもらい、抜けている項目や分かりにくい順番を見つける。

    1〜2週
  4. 04
    共有する

    チームの道具へ育てる

    誰が管理するか、どのデータを使うか、変更するときどう確認するかを決める。

    並行
最初に向いている例経営・案件ダッシュボード表計算で行っている備品管理会議準備と週報の整理
最初に避けたい例勤怠・給与・会計・決済など、間違えたときの影響が大きい業務
YOUR COMPANY OS
FINAL TAKE

業務を、
既製品に合わせ続けなくていい。

Cloudflare OSの一番の魅力は、難しい技術を使えることではありません。自社にしかない仕事の進め方を、必要な分だけ業務アプリにできることです。

FIT仕事に合わせる

自社固有の項目や流れを、そのまま道具にする。

ITERATE使いながら直す

現場の気づきを、AIとの会話で改善へ変える。

GROW小さく育てる

個人の工夫を、チームで使える会社の道具へ育てる。

Cloudflare OSは、SaaSを全部なくすためのものではない。自社の仕事に合うSaaSが見つからない領域を、自分たちの手でちょうどよく作れるようにするための選択肢だ。

まずは、毎週くり返している小さな作業を一つ選ぶ。「この仕事を、こういう画面にしたい」と説明するところから、あなたの会社のOSづくりは始まります。